第4章 日常 N
「…中也」
「…」
「嫌だったなら、ごめん。強引だった」
莫迦。そんな事思う訳無いだろ。
「別に…手前なら構わねぇよ」
「そぅ…」
もう大丈夫か?と聞いて、大丈夫になった、有難う。と笑みをこぼしながら云われる。だから仮眠室を出る前につい、云ってしまったんだと思う。
「また…Fusionしてくれ」
そう云うとキョトンとした顔を向けてくるから、
「異能に解放されてる感じがいい。俺は只の中原中也なんだなぁって」
「中也は、中也だよ」
俺の云う意味と手前が云う意味は違うんだよ。
でも、其れを云うのは、未だ先でいい。
「…有難うな」
「こちらこそ、有難う」
軽く手を振り、仮眠室を後にする。
今日の任務は太宰とだが、気分が晴れた。