第19章 ある飲み会
side 白
21歳の夏。
お酒が美味しい季節になりましたね。
まぁ私は飲めませんが。
何故私は居酒屋に居るのでしょうか。
煙草とアルコールと加齢臭で死にそうです。
よし、有給取ろう。
「のめのめ~」
「いいのかい?白ちゃん。中原君を置いておいて」
「いいんです。お酒が呑みたいなら私を呼ばなければいい。呑めない相手を連れてきても、何の意味も無い」
「白ちゃんは確か酒に弱いのでしたな」
「正確には飲んだら死ぬ。は、些か語弊があるけど……腫れるんです」
「腫れる」
「前、中也がお酒飲んでキスしてきたんですよ。深いのついでに押し倒されて」
「ははあ、中原君は酔うと結構凄いんですな?」
「いや、ただ強引になっただけと云う方が正しいかと。……次の日身体中が痛くて痒くて堪らなくて。商売上がったりですよ。森さんが次の日中也を怒って。私も少し身が縮みました。私はエリス様のパティシエですから。職人とも云いますが」
「成る程」
「でも、私なんか呼ばなくても……」
先刻から中也は立原君とガヤガヤ呑んでる。楽しそう…
今日の飲み会は参加しろよ。と中也が云ってきたのにほったらかしとか。
「白〜しゃく~」
「……行ってきます」
「中原君は白ちゃんに惚れきっているんですよ」
「じゃなきゃ殺してます」
「これは手厳しい」
「白〜」
呼ばれて中也の所に行くともう既に出来上がってて。
本当如何して私を呼んだんだか。
「はいはい、何?」
「しゃくはいい」
「……なら何」
「てめぇはおれのそばにいろ。広津としゃべってんじゃねぇよ」
え、嫉妬ですか。
…でも貴方が私をほってましたよね??
「…広津さんの扱い……中也お酒臭い」
「うるせぇ~」
「あ、銀ちゃん!ヘルプ」
「…」
フイッ
「銀ちゃん…」
「白」
「何」
「あいしてるぜ~」
「は、はあ!?」
こてっと意識を飛ばす中也。
「熱々っスね!」
「ちょっ立原君!」
「一次はお開きにしますか」
「す、済みません……」