第12章 龍頭抗争 2
「中也…うどん作ったけど…食べる?」
精神的疲労が強く弱ってるだけで、食べる事には食べられるだろうと思っていたが、
「悪ィ、持ってきてくれ。食ったら寝てぇ」
「判った」
予想より弱ってる…
「如何?」
「美味い」
善かった…
食べて美味しいと感じるなら未だ大丈夫だろう。
「…中也、大丈夫?」
如何しても聞かずにはいられなかった。
「…さぁ?」
苦笑いを向けてくる。
「…何か私が出来る事ある?何でもいいよ」
と云うか、何かない?君が楽になる事、何か。
「膝枕」
「そんなんでいいの?」
「“手前の”膝枕がいい」
!!
あ〜!中也っ!
幾らでもどうぞ!と膝枕をしてあげる。
「太股柔らかい」
「筋肉鍛えてないんでね」
「…」
「…」
無言が続いて、
「あの、」
「あ"?」
「えと、中也さん…?」
今腰に中也の腕が巻かれてます。
「甘えさせろ」
むすっとした声。
「…」
そっと頭を撫でる。
「っ…」
え⁈泣いてる⁉︎
「中也」
「俺はっ」
「うん」
「自分の事しか考えてなかったっ!」
怒りに震えた声で、でも…涙声で。
「カッとなって汚濁使って…彼奴らの遺体すら無くしっちまった」
「彼奴らって部下さんだよね?」
「嗚呼、最近気に入ってた六人だ」
嗚呼、そう云う事。
君にはここまで視えてたんだね。
太宰。
「汚濁まで使ったのに!!彼奴らの遺体を無くしっちまったのに!!…澁澤にトドメを刺せなかった…」
「汚濁は、命令?」
「…気付いたら許可出されてた」
太宰だな。
やっぱり彼奴は異星人だ。知ってたけど。
「…命令以外で、自分自身をも危険に晒す汚濁を自分達の為に使った」
ピクッと反応する。
「慕ってた上司からの餞別にしては大き過ぎるくらいじゃない?」
「…」
「多分、部下さん皆嬉しかったと思うよ?」
そっと上から抱き締める。
「お疲れ様、次の時ちゃぁんと潰せばいいよ。ガツンと一発。ね?」
「…嗚呼」
戻ってきたかな?
「白」
「うん」
「寝るぞ」
「はぁい」