第12章 龍頭抗争 2
side 蓮
白さんの想い人は、きっと中原さんだと思う。
中原さんは、白さんの足りない所を補える人だと思うし、何か好みそう。
太宰さんは、きっと白さんの事が好きなんだろうな。
白さん一途そうだから望み薄そうだけど、って一寸失礼か。
「で?泊まってくの?二人共。明日あれでしょぅ?元凶潰しに行くんでしょ?」
元凶?
「もう、終わらせねぇと」
悲痛な表情の中原さん。
「今回は損害が大き過ぎたからね。さっさと片付けないと」
表情一つ変えず、淡々と云う太宰さん。
「あの、今回の抗争の発端って?」
「…発端と元凶は違ェ」
「??」
「発端は五千億円の大金さ。本当ならこんな大事にはならなかった。なら何でこんな大事になったと思う?」
楽しそうに問題を出してくる太宰さん。
「…判りません」
「澁澤龍彦と云う異能力者の所為さ。彼の異能はまぁまぁ強力だ」
「でも。二人なら終わらせる事が出来る。違う?」
確信を持った声でサラッと凄い事を云う白さん。
「ご名答!」
嬉しそうに答える太宰さん。
未だ複雑そうな表情が拭えない中原さん。
この抗争は、如何云うモノなんだろう。