第11章 龍頭抗争
side 太宰
見た所アルビノの子が何で白ちゃんの家に居るのかな。
しかも餓鬼だし。白ちゃんと同じオッドアイだし。
髪の色とか、肌が白いのは綺麗だと思うけど。
「太宰っ!勝手に来て、風呂借りといて片付けまで人任せなら追い出すよ⁉︎」
「わー!ごめん!」
「はい、蓮ちゃん。中也が煎れてくれた紅茶だよ」
「いただきます」
「…で、話せよ白」
ナイス蛞蝓!早くこの状況の説明ほしいよ!
「…この子は、私のお付きの子。可愛いでしょ?元孤児で生き倒れてた所を拾ったの」
孤児を拾った?まるで彼のようじゃないか。
「手前名前は?」
「蓮見蓮です…」
「年は」
「11です」
「異能は」
「?」
「持ってないよ。何?異能を持つのが全て強いって考えてるの?」
冷え切った目で僕と中也を見てくる。
「…」
「嗚呼ごめんね、蓮ちゃん。彼等も私も能力持ちなの」
「異能って、例えば、服を刃に変えるとか?」
「そう…え、出来るの?蓮ちゃん」
「いえ、貧民街で少し上の人に居たんです。あれが異能…」
「太宰は全ての異能を無効化する能力を持ってて、中也は、物体の重力とベクトルを変える事が出来る」
「白さんは?」
「水をあらゆるモノに変える事が出来る。後、私のは異能じゃないから。太宰の無効化効かないからね。もう一つは、Fusion。異能力者の体液により、一時的に相手の異能を自分のモノに出来る」
「皆さん凄いですね!」
「でしょぅ?」
「はいっ」
一寸抜けるね。と云って居なくなった白ちゃん。
「蓮ちゃんと云ったね?」
「はい」
「…孤児と云っていたけど、どんな境遇なのかな?」
「おい」
中也が咎めるけど知らない。
この子の事が知りたい。何で白ちゃんにそんなに気に入られるのか。
「白さんにも未だ話してなくて。「云わなくていい」って。話したかったんですが」
「なら丁度いい。普通に話せよ。多分白は無理に詮索される不快さを知ってるからそう云ったと思うぜ?」
「生い立ちが面倒くさそうだからではないですか?」
「白に限ってそれはねぇよ。安心しろ」