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汚れたセカイ 【文スト】

第11章 龍頭抗争


「ん…」

「あ、起きた」

ナースコールを押す。

「大丈夫?此処は病院。瞳綺麗ね。紫と赤。私と同じオッドアイ」

優しい表情で話し掛ける。

「え、あ…?」

まあ、最初は戸惑うよね。

「…私の名前は碧紅白、十六才。宜しくね」

「私…は…蓮見蓮…」

「アルビノなんだね。カツラはボロボロだったから今新調させてる。綺麗なのに隠すなんて勿体無いと思うけど、目立つ容姿は大変だよね」

ああいう瞳と髪は嫌でも目を引く。私がそうだった。

「あの、何故…」

「助けたのか?可愛かったから♪」

「え?」

ガチャ

「やあ白ちゃん。…はじめまして、私は森鴎外。君の主治医だ」

「蓮見蓮です…」

「君の目は元は両方紫だったね?」

「え、あ、はい…」

鏡を渡す森さん。

「え⁈」

「森さん、彼女の左眼は赤だけど?」

「…事故等で虹彩異色症になるのは知っているだろう?彼女にも起こったのさ」

「…」

「私の瞳は紫だった筈…如何して…」

「君は何者かな?」

「孤児、です…」

「よく生きてたね」

「…お金はずっと食べるモノよりカツラとコンタクトにあててました…」

成る程、通りで痩せている訳だ。

「天涯孤独の身かな?」

「…っ」

「いくつ?」

「十一です」

即座に反応する森さん。そうだこの人の守備範囲十二才以下だった…!

「駄目だよ森さん!」

「はいっ!」

「この子は私の!」

…あ、怯えさせたな…

「…あの」

「このおじさんは、一寸可笑しいけど腕は悪くないから。何かあったら云ってね」

「はい…碧紅さん」

「名前がいいな。蓮ちゃん」

「はい…白さん」

ぐはっ

可愛い、可愛いぞ…!

「あの、白さん?」

「この子お付きにしたいな。いいでしょぅ?森さん」

「…強請る声色ソックリだね」

「誰と?」

「太宰君と」

・・・

「殺す♪」

「嗚呼嗚呼!勘弁して!判った!いいから!」

「あの…」

「蓮ちゃん、貴女は今日から私のお付き。宜しくね」

「はい…?お付きとは?」

「秘書♪」

「‼︎⁉︎」
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