第11章 龍頭抗争
side 白
『白、今何処に居る⁈』
「何?今は潜入調査中で……中也よりは安全だから私の事は心配しないで。中也、無事帰って来て」
『嗚呼…』
身体を繋げたその日から、中也の過保護が私に襲ってます。
自分の方が危ないくせ直ぐ連絡してくる。
本当は、連絡してたなんて潜入調査中にバレたら危ないのについ連絡を取ってしまう。
今私が居るのは森さんしか知らない私の古巣。
極秘任務中です。
「白」
「何」
「つれないなぁ。何時までも君はつれない。…その左の瞳…彼処の所為かな?虹彩異色症…君の黄緑の瞳は気に入っていたが…左の瞳の水色…あの人に似ていて…髪はお祖父さん譲りだね。先祖返りか…」
男は勝手に話をする。
「…取り引きは」
「白が、“洋様お願い”って云ったら」
勿論可愛くね。
と云われるが、
「洋様お願い」
棒読み。
「…いいっ!」
「…」
この人は、森さんに似てるな…だから気に入りになっているんだろうけど…
盛大に溜め息をついて、屋敷を後にする。
「森さん、取り引き終わったよ。今からそっち顔出す」
『何時も有難うね』
「仕事だからね」
徒歩で歩く。行きに水を被って防弾仕様にしてあるから平気。この抗争の中平然と歩けるのは“魔の生まれ年xxxx”の私、中也、太宰位だろう。
「ぅ…」
…女の子の声?
ふと前方に倒れた人間が。
あ、死体じゃないんだ。
近づいてみると、
「…!可愛いっ」
病的なまでの真っ白な肌に可愛い顔立ち。
ズレた黒髪の下には、
「白髪…否銀髪?」
自分は白金だから、真っ白なのは…
「森さん!!」
『ど、如何したの白ちゃん!』
「超可愛い子拾った!」
『え?拾ったって…』
「アルビノ。検査準備して」
『ほぅ…アルビノねぇ…』
この子お付きにしよう!