• テキストサイズ

汚れたセカイ 【文スト】

第6章 彼女の秘密 N


「中也、ラズベリー欲しい」

「スーパーに売ってる訳ないだろ!」

「ちぇっ」

くそ…可愛い。

久し振りの白との買い物。

「…白」

「何?」

「泊まっていくか?」

そう云うとパァっと顔色を明るくして、

「いいよ」

と云う。可愛い。

「あれ?破由ちゃん?」

「あ…」

いきなり女が話かけてきた。

「破由ちゃんも買い物するんだね。隣は彼氏さん?カッコいいね」

耳打ちをする。

「誰だよ」

「クラスメイト…」

「こんばんわ、唐沢です」

「…中宮です」

当たり障りのない事を云う。

そしたらいきなり白がぼそりと、ダサい。と云ってきた。

「五月蝿え!」

小声の攻防をする。

「破由ちゃんに彼氏さんいるなんて」

「彼氏…彼氏?」

「照れんなよ」

「五月蝿い…」

そんな俺らの様子を見たクラスメイトは、

「ラブラブだね」

と云って去っていった。

「相変わらずダサい偽名…!」

プルプル笑いを堪えてる。

「笑うな」

「ごめん、ごめん」

「話合わせたんだから感謝しろや」

「うん、有難う」

「行くぞ」

「はーい」

向かうは俺のお気に入りのセーフハウスだ。


「中也ぁ〜お腹すいた〜」

「もう少し待て!今作ってるから!」

「課題終わんないよぉ〜」

「手前の頭で苦戦してる課題は手伝えねぇ。兎に角頑張れ」

「包帯に押し付ければ良かったかなぁ?」

「そんなにか?」

手伝ってやろうかな…と思いかけた時。

「莫迦」

「なっ⁈」

「心配しなくても包帯なんか頼らないよ」

「…」
/ 75ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp