第6章 彼女の秘密 N
RR…
「はい」
『中也かい?白ちゃんが戻って来ないのだけど?中也の所行くって云ってたんだよねー』
「寝てる」
取り敢えず、事実を云う。
『ねえ中也。僕、先刻執務室を通りがかったのだけどね?そしたら可愛い喘ぎ声と、怒鳴り声が聞こえたのだけど?何か知らないかなぁ?』
「手前…聞いてたのか」
『何やってんの?』
手前に嫉妬したなんて死んでも云いたくねぇ。
『ま、別にいいんだけどね中也と白ちゃんが揉めても僕には関係ないし?』
「…昨日、本当に白の家泊まったんだな」
『嗚呼、其の事?…嫌がらせだよ。僕を混乱させる為にあんな事するなんて、地球上探しても白ちゃんだけだよ』
「…」
『僕はね、僕の事を異端児として見ない、僕を僕として対等に接してくれる彼女が好きなんだよ』
「ハッキリ云うな」
『事実だからね』
「そうかよ」
『昨日白ちゃん借りたし、今日は中也に貸してあげるよ!白ちゃんに好かれるなんて羨ましいんだよ⁉︎』
「白はモノじゃねぇよ」
『そうだね』
白が作ってくれた珈琲ゼリーは、何時も通り美味かった。