第5章 日常 D
「私のもう一つの能力は、“Fusion”異能力者の体液により、一時的に異能を自分のモノに出来る。二つの能力は眼に宿っているらしい。どちらかは異能なのかもしれないし、はたまた全く違うモノかもしれない。私の能力」
「君は一体何者なの?」
「碧紅白。十五才」
「そうじゃなくて」
「あぁ、面倒くさいなぁ!別に良くない?私が何者だろうが、私が私である事には変わり無いでしょ?」
あ
…気にしてる事云っちゃったかな。
「…そうだね。…この事中也は?」
「云ってない」
え、中也に云ってない?
「Fusionについて云ってない事があるの。だから、今日教えた事は云わないで」
「口止め料は?」
「何がいいの」
「中也に甘えるみたいに僕に甘えてよ」
少し考える素振りをした後。
「…治」
グハッ
ヤバイ、刺激が強すぎる。
「ごめん、太宰で」
「…太宰〜」
「⁉︎」
抱きついてきた。
ヤバイ、可愛い!
今だけ、いいよね?
そっと引き寄せて、抱き締めて、彼女の髪に顔を埋めてみる。
「擽ったいよ」
「白ちゃんは体温低めだね」
「太宰こそ」
「ごめんね。中也みたいに体温高くなくて」
「…一旦お風呂入ってきていい?」
「いいよ。あったまっておいで」
「うん…」
パタン
…わあああ!
何アレ!可愛すぎる!中也何時もあんなに可愛いのを相手にしてるの⁉︎
羨ま!!