第3章 あまのじゃく/朔間凛月R18夢※※
溢れた蜜を凛月の舌がすくいあげるたび、あんずの体に愉悦が走る。
びくびくと腰が揺れ、立っているのも精一杯だとわかっていながら、凛月は構うことなく彼女を責め立てていった。
凛月はちゅっと音を立てて花芽を口に含むと、ねっとりと舌を絡ませていく。
あんずは口に手を当てると、強すぎる愉悦に抗おうと声を押し殺そうとした。
そんな彼女の様子を見ると、凛月はわざと音を立てて花芽に吸い付くように口付ける。
「や、あっ、あぁっ……っ!」
びくびくっとあんずの体が激しく痙攣する。
彼女の身体中に愉悦が走り、ついには立っていられなくなった彼女を凛月が包み込むように抱きしめた。
「イっちゃったね。可愛いあんず、厭らしいあんず……」
凛月を見るあんずは、顔を上気させ、涙目になっていた。
その表情に凛月の心が跳ねる。
彼女をそんな表情にしたのは、真緒ではなく、自分なのだと。
その事実が凛月の心をさらに煽る。
「り、凛月くん……おねがい、もう……っ」
「もう、何?やめてなんて……あげないよ?」
彼女の気持ちが別のところにあっても、今だけ自分を見てくれればいい。
あんずの顎に手をかけると、凛月は意地悪な笑みを浮かべた。
凛月はあんずの体を強く引き寄せると、噛み付くように口付けた。
体も、心も全て自分のものにしてしまえたらいいのに。
終