第18章 安室の記憶
「もしもし」
ジン「お前に今すぐに頼みたい仕事が出来た。迎えに行くから居場所を教えろ」
「今は安室さんとドライブしてます」
ジン「バーボンの記憶が戻ったのか?」
「日常の記憶は戻りました。だけどバーボンとしての記憶は戻ってません」
ジン「気が変わった。バーボンと今からメールで送る場所へ来い!」
それだけ言うとジンは電話を切った。
安室「電話の内容を聞いても構わないですか?」
「私に頼みたい仕事があるみたいなんですけど、安室さんの事を聞かれたから適当にごまかしたら、安室さんと一緒にメールで送る場所に来いと言われました」
のスマホが震え、内容を確認するとジンからのメールだった。
「安室さん、この場所に行ってもらえますか?」
安室「わかりました」
安室は指定された場所に向かった。
ジンが指定した場所はホテルの地下駐車場だった。
ジンに言われた場所に車を停めて暫くするとジンがやって来て、後部座席側の扉を開けて車に乗り込んだ。
ジン「鍵をかけてなかったのは褒めてやる」
「鍵をかけてたら安室さんの車を壊されると思ったから」
ジン「いい判断だ。おい、バーボン!記憶が戻ったそうだな」
安室「僕は安室透です。昔バーボンと言う名前で潜入捜査していたことはさんから聞きました。だけど何も覚えてませんし、もう関係ありません」
ジン「素直に答えるとは思ってない。ミスティア、バーボンを監視しろ。もしバーボンとしての記憶が戻ってるならバーボンを殺れ」
ミスティア「人殺しなんて…」
ジン「慣れれば簡単だ。どんな方法が好みだ?武器を使うつもりなら使い方を教えてやる」
ミスティア「武器なんて怖い…」
ジン「気が強いくせに可愛い事言うんだな。ますます気に入った」
ジンは助手席の方に身を乗り出すとの顔を両手で掴みキスをした。