第5章 ★お泊まりデート
はシャワーを浴び終えると、沖矢が用意していた花柄のパジャマを着て用意された客室に向かった。
「客室があるなんてさすが工藤優作の家だよね」
は客室があることに感心しベッドに腰掛けた。
コン、コン。
しばらくすると部屋のドアがノックされた。がドアを開けると、シャワーを浴び終えた沖矢がバスローブ姿で立っていた。
沖矢「やはりさんは花柄が良く似合いますね」
「昴さんは花柄が好きなんですか?」
は先程書斎で渡されたマグカップも花柄だった事を思い出した。
沖矢「僕にとってさんは花のような存在なのでさんには花柄が似合うと思って用意しました」
「花………ですか?」
は不思議そうに首を傾げた。
沖矢「そうです。花です。今夜はここで寝ますか?それとも私の部屋に来ますか?」
「えっ……」
沖矢「ふふふ。少々質問が意地悪過ぎましたかね。せっかくのお泊まりデートですから一緒に寝ませんか?」
沖矢は手を差し出す。
「はい……」
は差し出された手を取り一緒に沖矢の寝室に向かった。
「これが昴さんの部屋…。なんだか緊張しますね」
沖矢「もしかしてさんも僕と同じ期待してます?」
沖矢はにキスをすると唇の隙間から舌を挿し込み舌を絡める。
「んっ……」
呼吸が出来なくなるくらい激しいキスには頭が真っ白になる。
沖矢「さんが欲しいです。僕だけのものにしたい」
沖矢は唇を首筋に移動させると強く吸い付き赤い痕を残した。
「っん。…私も昴さんが…欲しいです…」
は潤んだ瞳で沖矢を見つめる。
沖矢「さん、その顔は反則ですよ。私の理性が吹き飛んでしまいます。せっかくの可愛いパジャマですが今はその中が見たいので脱がしますね」
沖矢はパジャマのボタンを外し上を脱がせると、をゆっくりとベッドに押し倒しズボンも脱がせて下着だけの姿にした。