第8章 約束は必ず守れ
「ホントにホントに本当の事なんだね?」
「だから〜、本当だって言ってんでしょ?」
3日前、コタの馬鹿に巻き込まれ私達万事屋はテロリストの疑いをかけられていた。
3日間ずーーっと同じことの繰り返し。しつこいわ、良い加減しつこいわ。3日間カツ丼しか食べてないよ、もうカツ丼嫌いだわ。
「んまぁ…証拠不十分だしこりゃ無実を認めざるをえないな」
3日間の事情聴取はこの一言で終わり私達は釈放された。今度コタに会ったら殴るわ、絶対殴る。
「はぁあ……ホント最悪…」
「命張って爆弾処理してやったてのによォ、3日間も取り調べなんざしやがって腐れポリ公」
「釈然としないわよね」
「どうもスッキリしねぇ、ションベンかけて行こう」
「よっしゃ、私ゲロ吐いちょる」
「やめろ馬鹿!!」
「器の小さいテロするんじゃねェェ!!まったく!!アンタらに構ってたら何回捕まってもキリないよ!僕先に帰りますからね!!」
私は咄嗟に銀に回し蹴りをかまして辞めさせたけど、神楽ちゃんは手遅れだった。凄い勢いで吐き始めた。新八君はキレて先に帰っちゃったし。
「しょうがない…今回は私がツッコミを代行しないと…」
腕組みをしながらそう呟いてたら神楽ちゃんが横で嘔吐し始めた。
「おまっ…どこにゲロ吐いて…臭っ!!」
「そこに吐いたらダメでしょ…臭っ!!酢昆布臭い!」