第7章 攘夷集団とチンピラ警察
《優香目線》
「俺が以前から買いだめていた大量のチョコが姿を消した。たべたやつは正直に手ェ挙げろ。今なら3分の4殺しで許してやる」
……死ねってか、お前。
糖分フェチも大概にしろコノヤロー。
「仮に私が食べたって言ったら私の事でも3分の4殺す?」
「いや、お前は拳骨一回。ってお前か?」
「何この差。あと私は食べてない、私辛党だし」
理不尽なんていうレベルじゃないだろ、お前。シスコンか?シスコンなのか?シスコンも大概にしろや
「理不尽すぎません?!っていうかアンタ本当に糖尿になりますよ」
「またも狙われた大使館。存続爆破テロ凶行続く…物騒な世の中アルな〜私怖いよパピーマミー」
「神楽ちゃん、なんか鼻血出てるわよ」
犯人貴方でしょ、絶対貴方でしょ。
それにしてもまた大使館が爆破されたかぁ…。これで何度目よ?幾ら何でも多すぎないかな?
これは警察も幕府も慌てざるを得ないでしょうね。まぁむしろ慌てろ、慌てふためくといい。眼福、眼福。
私は銀達3人がチョコの事やら例えが古いやらでギャーギャー騒いでいるのを横目で見ながら黒い事を考えていた。
「まったく、チョコやらネタが古いやらで揉めないでよね…近所迷惑」
「優、お前!チョコより近所を優先するか!!」
「当たり前だボケ!!あと私は辛党だって言ってんだろ!!」
人の話聞けよ!!