第6章 首輪*
まだ毛の生えていない下半身を撫であげ、背徳感だらけの光景に興奮を隠しきれない。
百之助は悶えながら、ぎゅっと寝巻きの裾を引っ張っている。
【慶次】
一人で、自慰してたりしたのか?
【百之助】
健全な男児なら、誰でも、やってることな、んでしょ・・・・っん、・・・・。
【慶次】
ああそうだ。俺に触られたいって、自分一人で出来なくなっちまったのか?
【百之助】
それが、分からな、いから、教えて、ほしい。
【慶次】
ああ、俺が教えたことだからな。ちゃんと責任は取ってやるよ。
好き、だから欲情する。
ずっと相手を想うことは兄貴がいう恋ってやつだ。
好きとか欲とか恋とか、一筋縄には考えられない感情。俺にはこれ以上の結論は出せない。本能ってだけで、結論なんてないのかもしれないけど。
今はただ、百之助を気持ち良くさせてやりたい。
【慶次】
息が上がってるぞ、百之助。
【百之助】
ふーっ、ふーっ、んんんっ。
手の動きを早めて昂らせ、盛り上がったところで一呼吸置く。
意地悪なことをしているのかもしれないが、俺の手で気持ち良くなってなっていることが知れて、嬉しいわけがない。
【慶次】
(好きだ、好きだっ、百之助ぇ・・・・。お前が欲しくてたまらない・・・・ッ)