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きつねづき

第2章 始まりは


執拗な愛撫と何度も繰り返される寸止めにさえりはもう限界だった。

イきたい……

身体中がイく事を望み小刻みに震える。足先に力が入り畳の上をさまよう。

だが、微かに残っている理性がさえりにブレーキをかけていた。

「なかなか強情だな。苛めがいがあるというものだ」

「意地悪……」

さえりは泣きそうな声でつぶやいた。

「さえり、イきたいか?」

さえりの潤んだ眼が光秀を捉える。頬は紅潮し、瞳は潤み揺れている。

綺麗だな、と光秀は思った。

「イきたいのであれば、イかせて下さい、とねだるんだな」

「え……そんな……」

さえりは目を見開く。

「俺はどっちでも良いぞ」

そう言いながらさえりの太ももを撫で回す。寸止めで敏感になっているさえりはそれだけで甘い声をあげる。

暫くは葛藤の表情を見せていたさえりだったが、その間も寸止めを繰り返していると、やがて口を開いた。

「イかせて、下さい……」

恥ずかしいのだろう、蚊の鳴くような声でさえりが懇願してきた。

「聞こえないな」

「イかせて、下さいっ」

小声でも一回言った事でタガが外れたのか、今度はしっかりおねだりしてきた。

「光秀様、だ。続けて言ってみろ」

「……」

愕然とした表情を浮かべながらも身体の疼きには耐えられなかったのか、素直に命令に従う。

「お願いします、イかせて下さい、光秀様…」

さえりはもう半泣きだ。

「良い子だ」

光秀はさえりの頭をポンポンと優しく撫でた。

「ご褒美だ。イかせてやろう」

光秀はさえりの乳首をつまみながら、蜜壺に指を三本入れてかき回す。

「う、ああんっ」

さえりはそれだけでも登りつめそうだ。光秀は更に指の動きを速めた。

「ああっ、いいっ、イく、イっちゃうっ」

「んっ、あああーーっ!」

さえりは身体をビクビクさせながら豪快にイった。ハアハアと荒い息づかいを繰り返す。

だが、光秀の指は止まらない。

「ああ、んっ、光秀、さん、も、もう」

「様、だ」

「光秀、さま、もう……」

「イきたいとねだったのはお前だろう?」

逃げるさえりの腰を押さえつけ、光秀は同時に秘豆も刺激する。

「それ、ダメえぇー、あああんっ」


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