• テキストサイズ

きつねづき

第2章 始まりは


腕の中でぐったりとしていたさえりの脚を、光秀はゆっくりと開いていった。

「あ……」

「濡れているな」

秘部をなぞり、確認する。

当たり前だよ、あんなことされたら……!

さえりは光秀の方を向き、軽く睨んだ。

「睨んでいるつもりなら逆効果だぞ。そんな潤んだ眼で見つめられてはな」

「見つ――ひぁっ!」

見つめてなんか、と反論しようとした瞬間に、つぷっ、と長い指が一本、蜜壺に入ってきた。ずぶぶ、と奥まですんなりくわえこむ。

「んっ、はあ」

さっきイったばかりの身体には、指一本でも刺激が強かった。

「まだ指一本だが。良い反応だな」

「光秀、さん……」

今度は涙目で光秀を見つめる。

「……安心しろ、最後まではしない」

ずっとニヤニヤしていた光秀だったが、この時ばかりは真面目な顔で答えてくれた。さえりはこの言葉を信じるしかなかった。

「最後までは、な」

すぐにニヤリ、と口許に笑みを浮かべ、ゆっくりと指を動かしはじめる。

さえりは光秀の言葉を疑問に思う暇など与えられずに、快感の波に飲み込まれていく。

「あっ、はあ、ああ、んんっ」

安心したのか、観念したのか、さえりは素直に快楽を受け入れ始めていた。

ずぶぶ、と光秀の指がもう一本蜜壺に侵入してくる。さえりの敏感な部分を探りあて的確に刺激する。

「はっ、あふっ、ああ、あああっ」

だんだんと快感の頂点にたどり着く、その直前。

ぬぷっ

光秀の指が引き抜かれた。

「えっ」

さえりは戸惑ってしまう。

「どうした」

光秀は楽しそうに笑みを浮かべた。

「あ、あの……なんでもないです」

さえりの声はだんだん小さくなり、最後は聞き取れないほどだったが、顔は真っ赤だ。

光秀はさえりの反応をじっくりと楽しんだ後、また指を一本、蜜壺に入れて動かす。指を増やしさえりがイきそうになる直前を見極め、また抜く、という事を執拗に繰り返した。


/ 62ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp