第4章 After the Rain
あいつ…ら?
秀華『あいつらとは?』
まふまふ「良いから教えろ!」
ガタンッ
まふまふさんが私を押す
そして机に頭をぶつける
久しぶりの感覚だった
痛みは感じるがもう慣れてしまっていた
秀華『…』
私は両親にやられる時の様に黙る
まふまふ「なぁ…気に食わない
俺に…そらるさんに!あんな事をして
良くここに来たな?!今度は坂田達までか!」
秀華『…』
まふまふ「何とか言えよ…何で…
何処まで苦しめるんだよ…なぁ…なぁ!」
下を向いていた顔を上げると
まふまふさんの目が光ったのが見えた
まふまふ「そうだ…お前を石にすればいい…」
!!
確かメデューサって…
目を合わせると石になるって…
私はそれを思い出し
スマホとパーカーを取り
パジャマ(部屋着)のまま部屋の外へ走る
早くここから離れれば良かったのかな
ズキッ
また胸が痛くなった
何かの病気…?
って今はそんな事考えている暇はない
私は必死に逃げる
何処へ行こうこの船から離れたら
スマホとか返した方がいいよね
そんな事を考えながら
出口を目指す
?「秀華?」
!
私は止まってしまう
秀華『志麻…さん?』
志麻「!秀華?!!」
グサッ
私はお腹に熱いものを感じた
そして最後に見たのは
お腹から生えたナイフだった
ドタッ
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うらたぬきside
ガチャッ
坂田とマ⚫オをやっていたら
秀華を抱えて志麻がやってきた
志麻「坂田!!秀華を助けてや!
頼む!!」
坂田「!!!どないしたん?!」
志麻「説明は後や、早くしてくれ!」
秀華を床に寝かせ坂田が秀華手をかざす
は?
うらたぬき「腹貫通してんじゃん!」
志麻「…あぁ…」
うらたぬき「誰だ…誰がやった」
自分でも分かるほど
怒りの感情が湧いていた
志麻「…今は気絶してる」
うらたぬき「…そのままか?」
志麻「いや、そらるさんに預けた」
うらたぬき「そら、るさん?」
何でそらるさんが…?
ガチャッ
扉を開けて入ってきたのは
そらる「秀華ちゃん!」
うらたぬき「!そらるさん」