第7章 探偵たちの夜想曲Ⅱ
小五郎「何ぃっ!小僧を乗せた車が王石街道を北上してる!?」
蘭「王石街道ってこの道じゃない!」
小五郎「んで、車は青のスイフトでナンバーは…」
安室「(青のスイフト……!あれか!)」
ギギィィィッッ……!!!
安室は青のスイフトを見つけると、直ぐにUターンして後を追った。それに合わせて安室の車をバイク追っていた世良もUターンする。
沖矢「博士…ハンドルを…」
阿笠「ええっ!」
阿笠にハンドルを託し、沖矢は車のドアを開け、懐から何かを取り出そうとするが、丁度隣に安室の車が並んだので直ぐにドアを閉めた。
安室「蘭さん、シートベルトを外して毛利先生の方へ寄ってください。毛利先生は蘭さんを引き寄せておいて下さい。松原さんもシートベルトを外して僕の方へ…」
蘭「は、はい!」
『わ、分かりました…』
指示した通りに動いたのを確認すると、安室は犯人の車を追い越し急カーブして自分の車にぶつけさせ犯人の車を止めた。
ギィィィィィッッ!…………ガシャァァァッ!