第6章 探偵たちの夜想曲Ⅰ
小五郎「今の蘭の電話みたいに、盗聴器が仕掛けられていると電話が繋がりにくくなるんだ。」
蘭「へぇ〜」
安室「さすが毛利先生ですね」
安室「では樫塚さん、今から全室回って盗聴器の設置場所を突き止めますけど、構いませんね?」
樫塚「じゃあ、5分待ってて下さい!し、下着とか片付けますので…」
そう言って樫塚さんはリビングを出てった。
コナンくんがこっそり着いて行ったのをわたしは見逃さなかった。
コナンside*******
コナン「どこ行くの?おねーさん」
樫塚「ちょ、ちょっとお茶っ葉きれたからコンビニに行こうと…」
コナン「へぇ、じゃあ僕も行くよ!」
樫塚「そう……」
一方リビングでは(視点戻ります)
蘭「へぇ安室さんってそんな物まで持っているんですね!」
安室「依頼内容によっては使うこともあるんです。」
安室さんがどこからともなく盗聴器の探知機を出してきて、興味津々とばかりに蘭ちゃんが覗き込んでいた。
さすが公安でもあり、黒の組織の一員でもあるといったところだろうか。安室さんは本当に隙がないんだなとつくづく思う。
小五郎「しっかし、圭さん遅いな〜もう10分も経つぞ。」