第3章 絶叫の手術室(オペルーム)
やっぱりこの世界に来るべきではなかったのだろうか。渚から殺人事件が起きたと連絡がきたときは心臓がギュッと握りつぶされたような感じがした。
ふとわたしは降谷零の警察学校同期のメンバーのことが頭に浮かんだ。降谷以外全員が殉職してしまうというなんとも悲しいストーリーだった。救済するなら彼等が良かったな〜と思うも、もう過去のこと。今わたしが何か出来る訳では無い。
『あーダメだ!こんなにうじうじ考えてたら、部屋にカビでも生えちゃう!わたしは何を葛藤してるんだ!わたしがこの世界にいるだけでもう原作崩壊してるじゃん!』
何時間が頭を悩ませてたせいか、わたしの特技:開き直るが発動した。
『そうだよ、もうどうしようもないんだよ!もう開き直ってこの世界を楽しまなきゃ!』
『……ん〜だけどやっぱり原作のストーリーはあまり変えたくないな…』
『あーーもう!寝よ!』
続いてわたしの特技Part2:とりあえず寝るが発動した。