第13章 バカじゃ勝てないらしい
テスト当日
最終科目『国語』の終了後・・・
黒子「火神君、まさか・・・。」
火神「うるせーよ。50分ずっとえんぴつ転がしてたよ、オレは。」
翌日ー
日向「火神、テストどーだった?」
火神「・・・それが、」
ピラッた、結果用紙を見てみれば、誰もが唖然。
308人中90位。しかも、国語は98点。
『(恐るべし、真太郎)あっ、伊月先輩!!』
伊月先輩を見つけ、先輩のもとへと走る。
伊月「おっ、どーだった?」
『・・・へへっ、先輩のおかげです!!!』
そう言って、テスト結果を見せた。
伊月「おお!!76点か!すごいじゃないか。」
『ほんとありがとうございます!先輩がいなかったらきっと一桁でしたよ。』
久しぶりに数学でいい点をとることができたので、つい嬉しくてニコニコしてしまう。
伊月「(なんか犬みたいだ。)よし、またわからないとこがあれば聞くといい。」
そう言って先輩は頭をなでてくれた。
黒子「じーーーーーーっ。」
伊月「っ!?うおっと、黒子・・・その目はなんだよ。」
黒子「・・・いえ、別に。」
?「よくやった、。さすがだ。」
『えへへ、わかりやすく教えてくれるからだよ。いつもありがとうね、・・・君。』
『っ!!』
思い出してしまった。
あの頃は、ただただ楽しかった毎日。
『どーしてこうなっちゃったの、”赤司君”。』