第12章 秀徳戦後
リコ「皆、お疲れ様っ!帰ろっか!」
日向「いやちょっと・・・ゴメンマジで待って。」
手をフルフルと震わせながら日向先輩は・・・いや、皆はゾンビのようだった。
特に火神君が一番ひどい。
『大丈夫・・・なわけないよね。疲れ様。』
火神「あぁ、サンキュ。・・・あのさ、お前・・・」
火神君が何かいいかけたけど、動くことのできない彼を誰がおぶるかという話になり、その続きを聞くことができなかった。
『(なんだったんだろ・・・。』
外に出れば雨が降っていて、テツヤが火神君をおぶるはいいけど、落としたりで大変だった。
ちょうど通り道でお好み焼きやさんを見つけ、皆で入ることになった。
『あっ!!』
入ってみれば、見覚えのある二人組が。
火神「黄瀬と、笠松!?」
黄瀬「ちっス。っち!会えるなんて嬉しいっス!!」
笠松「呼び捨てか、オイっ!!」
私たちの人数関係で、2人のところに相席することに。
『・・・でも、なぜ私もここに・・・。』
私の右にはテツヤ、そして左に涼太。
2人の前には、それぞれの相方が・・・ってか、ここ4人席なのになんで私挟まれてるんだろう。
黄瀬「ん?大丈夫っスよ。っち小柄だし、黒子っちも小さいし。」
黒子「・・・それは聞き捨てなりません。」
なんともいえないこのメンバー。
『ま、いっか!!とりあえず、カンパーーーーっ・・・』
?「すみませーん。」
どこかで聞いたことのある声が聞こえた。
高尾「おっちゃん二人、空いて・・・・ん?」
「「っ!?!?」」