第11章 秀徳戦
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残り2分、誠凛はついに2点差へと追いついた。
その後も点の取り合いが続いた。
そして、残り5秒ー
日向先輩の3Pシュートで逆転をした。
『(この5秒が、勝負・・・。)』
ボールら予想通り、真太郎へとわたった。
緑間「なぜオレが遠くから決めることにこだわるか教えてやろう。3点だからというわけではないのだよ。
ブザービーターでとどめをさす。それが・・・人事を尽くすということだ。」
リコ「まずいっ!」
『っ!!大我ーーーーーーっ!!!!』
もう跳べないことはわかっていた。
でも、叫ばずにはいられなかった。
火神「ああぁーーーーーー!!!!」
今までで一番のジャンプだった。
しかし、彼の前に真太郎の姿はない。
火神「なっ!?!?」
緑間「信じていたのだよ。たとえ限界でもオマエはそれを超えて跳ぶと。」
リコ「しまっ・・・」
そして、真太郎はもう一度ボールを構えなおす。
黒子「ボクも信じてました。火神君なら跳べると。そして、それを信じた緑間君が一度ボールを下げると。」
『っテツヤ!!!』
残り0秒
テツヤは真太郎のもつボールをはじいていた。
「試合・・・終了ーーーー!!!!」
82対81
私たち誠凛は、秀徳に勝った。