第6章 海常高校
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『勝った~♪ ジュースおごりね~!』
黄瀬「クッソ~!!次こそ勝つッス!!」
『あはは~。私だって負けないから!』
あの時は、いつも笑顔でバスケをしていた。
負けたときは素直に悔しいと泣き、勝ったときは仲間と喜んだ。
確かに勝つことも大切。
でもそれ以前に、バスケが大好きでいることが大切なんだって思う。
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『だって、今泣いてるでしょ?それって、バスケが大好きじゃなきゃムリだもん。』
黄瀬「・・・・。」
『えっと・・・だからその。
また、バスケしよ?』
そう言えば、
っち~~と、泣きながら抱きついてきた。
『はぁ、全く。・・・3秒だけね。』
黄瀬「みじかっ!!」
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緑間SIDE
まさか今のは・・・。
そういえば、誠凛だったかもしれんな。
?「ん?どーしたの真ちゃん。・・・あれは、黄瀬と・・・彼女さん?」
?「・・・・知らないのだよ。」