第6章 海常高校
そして試合はまだまだ続いた。
途中でテツヤが怪我をして血が出たり、私がそれでも試合に出るというテツヤを全力で止めようとしたり・・・
たくさんのことがあった。
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そして、この試合は火神君のダンクで誠凛の勝利に終わった。
『・・・お疲れ様。テツヤ、大丈夫?』
黒子「はい。すみません、心配かけてしまって・・・。」
『そーだよ。もう心配かけるよーなことしないで、絶対。』
そういえば、はい。としっかり頷いてくれた。
そして、体育館を去っていく涼太の後姿が見えた。
・・・・・
『リコ先輩。』
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『りょーた!』
黄瀬「っ!?」
いつものような泣き顔ではなく、本当に悔しくて涙を流していた。
『・・・ごめん。今なんて声をかけるのが一番なのか正直わかんない。』
でもね、これだけはわかる。
『安心した。』
黄瀬「え・・・。それってどーいう?」
私は中学時代の、
”キセキの世代”と一緒にバスケをしていたときを思い出して、語りかけた。