第3章 バスケ部見学
火神「・・・違うだろ。」
『えっ。』
黒子「そうです。”一緒に勝つ”んです。」
そう言って、テツヤは私に手を差し出す。
黒子「僕たちと一緒に、バスケをしましょう。」
私は今すぐにでもこの手を握りたかった。
でも、本当にいいのだろうか。
バスケを好きになっても・・・・。
いや、違うな。
ずっと好きだった。でも、心の奥底にしまいこんでいた。
逃げてたんだ。
黒子「さん。僕は、あなたのバスケが大好きでした。もう、一人で抱え込まなくて大丈夫です。」
その言葉を聞いた瞬間、私はテツヤの胸に飛び込んでいた。
『・・ありがとう!!私、バスケがしたい!!』
泣きじゃくり、テツヤを思いっきり抱きしめていた。
テツヤは私を優しく包んでくれた。
”おかえりなさい。”
その言葉をかけられたら、もっとないちゃうじゃん。
『う、うわーーーーーーーーんっ』
いろいろ考えたりして、頭がぐるぐるしたけど、
答えは簡単だった。
私は、バスケが好き。
『。マネージャー希望です!
よろしくお願いしますっ!!!!!』