第16章 火神君家に居候
火神君は何も言わず、動きもしない。
『(どうしよっ)・・・あのー聞いてます?突き飛ばしたことは謝るから・・・。』
火神「・・・お前、無防備すぎ。』
『っ!!?』
急に火神君の顔が真顔になる。
火神「・・ふつーに男ん家にのこのこやってくるし、一緒に寝るとか言いやがるし。お前わかってんのか、オレは男でお前は女。」
『・・・っ。』
火神「・・・今さら怖がんなよ。」
そう言って私と火神君の距離は数ミリまで近づいた。
『っ!!』
私は思わず目を瞑った。
・・・・・・・
だが、何もおこらない。
ゆっくり目をあけるとすぐに、笑い声が聞こえた。
火神「っぷ、あっはは!」
『っ!!?え、何、へ?』
え、笑ってる!?
ってか、ホント、なに!?