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【黒子のバスケ】キセキと私。

第16章 火神君家に居候




****

それはI・H決勝の数日前のこと・・・。




『・・・ウソ・・・ですよね?』


「すみません。治すのには最低2日はかかりますね。」


・・・今、私の家に来てもらっているのは、

     水道やさん。


「じゃ、そーゆーことで。失礼します。」


さわやかに去っていくおじ様。

・・・まぁ、とにかく。

かくかくしかじかで、二日間水が使えなくなってしまったのです。


『・・・ん?これって、まずくないか?』


水が使えないってことは、ごはんも炊けないし、お風呂にも入れない。

一応2日ぐらい、頑張ればいけることもないけど、ちょっと厳しい。


誰かのところに泊まらせてもらおうっ!
っと、考えてみるものの、なかなか泊めてくれる人が見つからない。


さつきところは・・・学校通うの大変だし、
リコ先輩のところだって、親御さんいるだろうし迷惑になる。
・・・って、そんなこと言ったら誰もいないじゃん。


『あ~~~、どうしよう!!』


いきなり一文なしで、家から追い出されたようなもんだ。


ん・・・、学校からも通いやすくて、親御さんにも迷惑がかからない人が、一人だけいるじゃないか。


私はそそくさとケータイを取り出して、通話ボタンをおす。


『・・・あ、もしもし・・、』




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