• テキストサイズ

イケメン戦国〔瞳に魅せられて〕

第10章 永遠に共に


何故こうなった!!
最近またこの言葉を言いたくなるよ


「秀吉、俺がいるから負けてもいいぞ~
むしろ負けろ」


「政宗っ始める前から勝手に勝敗を決めるな」


「そうだな、どんなに無様に負けてもいいぞ
俺は知らんが椿に慰めてもらえるだろう?」


「煩い光秀っ!」


「椿様はおや優しいですね」


「面倒なので俺まで回さないで下さい」


「家康お前な~少しはやる気出せないのか?」


「秀吉さん怪我しないでね」


「ああ、ありがとう椿」


声援を送る椿に混じって
野次を飛ばす政宗たち


「負けんじゃねえぞ佐助」


「了解、幸村」


「葉月が手にはいるなら俺も出るか」


「斬られたいのか信玄」


応援する幸村
その横でにやにやしながら
謙信をからかう信玄


「さあ、始めるぞ」


なにこのカオスは
もう一度言うけど何故こうなった!!?


"葉月が欲しければ力で勝ち取れ"
信長の一言で始められた勝負
わたしはと言えば景品らしく上座に座らされている


信長の"始め"の合図で始まった試合は
秀吉が攻撃を仕掛け佐助が忍びらしく華麗に避ける
秀吉が仕掛ける。佐助が受け流す
秀吉が仕掛ける。佐助は避ける
秀吉が・・・・・・・・


『佐助ーーっ!!真面目にしなさいっ!!
なんで攻撃しないの!!?』


「負けるのは後が怖いので遠慮したいけど
怪我をさせちゃ悪いかと・・・・・」


「お前が俺に勝てるとでも?」


「仮にも椿さんの恋人ですし
それに・・・もう一度言いますが負けるのは遠慮したいんです
後ろの鬼が・・・・・」


「何か言ったか佐助」


「いえ何も」


「お前っ!の、信長様の前で何を言って!!」


佐助の言葉に秀吉は狼狽し信長を伺った


「引き分けだ
猿。後で話がある」


「・・・・・御意」


さっさと礼をして幸村の横に座った佐助と
項垂れて三成の横に腰を落とした秀吉
これで第一試合は終了になった


/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp