Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第7章 ホームズと、ワトソン?【工藤新一】
耳から頬へ先輩の唇は移っていき、耳の後ろを指でくすぐられ。
また唇が重なると、今度は何度も角度を変えながら短いキスを繰り返され・・・中央をぺろりと舐められた。
あ・・・と思ったときには、緩んだ唇の隙間から先輩の舌が口内へ入ってきて、中でゆっくり柔らかく動く。
なんだろう、ふわふわしてきて・・・力が抜けてしまいそうだ。
唇が離れたと思えばまた塞がれて、今度は舌を絡め取られ、ちょっと吸われたりして。
果たしてこれで合っているのかも分からない、でも分からないなりに、なんとか自分も応えてみる。
頭がぼーっとしてきた。
気付けば先輩の手が身体に触れていて。服の上から肩や二の腕を撫でていた手が、乳房へ伸びて、丸い形を確かめるように触られて。
目を固く瞑ってまた身体を固くして身構える、と次の瞬間、唇が離れる。
「・・・怖いか?」
「はずか、しくて・・・」
「俺は、に触れられて、すげぇ嬉しいぞ」
「わ、私もです・・・」
「じゃ、全部見せてな」
そう言って先輩はわたしの服の裾をまくろうとする。あとどれだけ恥ずかしい思いをすればいいのだろう・・・
「あ!あの・・・電気・・・」
「あー・・・分かった」
先輩が立ち上がり、部屋の照明を落としてくれて。真っ暗では無いものの薄暗くなり、明るいよりは遥かに良い。
服を脱がされ上下共に下着だけになり、上から下までじっと見られて・・・その視線に耐えられなくて胸を腕で隠す。
「隠すなって・・・綺麗だから」
腕を退かされ、肌の上を先輩の指が滑っていく。
下着の肩紐を落とされ、背中に手が滑り込もうとしてくる。先輩が何をしようとしてるかは、解る。少し身体をひねってそれを助ければ、フッと胸元が解放されて。私は再び胸を手で覆うことになる。
「だから、それじゃ見えねぇって・・・」
「でも・・・あ・・・っ」
さっきよりも優しく手を退かされ、両方の乳房が先輩の手に包まれる。ふにふにと揉まれては形を変え、元に戻り・・・
これでもかってくらい、胸の周りや膨らみにキスをされる。
「・・・すげぇドクドク言ってんな」
「だって・・・緊張、して・・・」
「大丈夫だ、俺もだから」
先輩が着ていたTシャツを脱ぐと、私の手を取って彼の心臓の所へ持っていく。