Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第36章 溢れた水は杯に返るのか【沖矢昴】
「ああぁぁっ…あ、ぁあっ!…あぁっ!…す、ばる…っ…は、げし……だめ、っ」
「……の、望むことしか……していないと思うが…」
「んあぁっ…で、も……っああ!」
息も満足に吸えないくらいの激しい抽挿が始まり。昴は腰を大きく引いては思いっ切り打ち付けてを繰り返す。
肌と肌がぶつかり、身体が揺れて……繋がった所から上がる水音はもう酷いものだ。
「ああっ!そ、れ…あ、ああぁ…あぁっ…だめ、なの…っ」
私の腰を持ち上げるようにされると、ナカのいいトコロが全部擦り上げられて気が狂いそうになってくる……
「コレも、好きだった…だろう…?」
「あぁっ…ああぁ…す、ごぃ、あっあぁぁ…きもち、い…いい…けど…っ」
「こうすると…の中が……もっと寄越せ、と…絡み付いてくるんだ……ッ」
「しらない…っああぁ…あ、あぁっ…すばる、っ…すば、る……これ…また、いっちゃ、う…から…や、ぁぁ…」
「そうか……生憎僕も…長くは、保ちそうにない…」
気付けば昴の吐く息も荒い。時折息を詰まらせたように呻く声に、彼の限界も近いんだと気付かされ……なにか熱いものが身体の内から込み上げてくる……
「ああぁっ…だ、め…きもち…きもち、い……っあぁ…すごい…とまら、ない、の、っ…あ、あぁ…」
「…もう二度と…二度と、離さない……好きだ…………ッ」
「あ、あぁ…す、ばる…っ」
なんとか手を伸ばして昴の腕に触れると、その手を強く握られて。
そのままこれ以上は無いくらいに奥を突かれ、何度も目の前がチカチカする…
「あ、ああぁっ!も…むり…っあぁぁ……い、く……あっ、あ…ああぁ…あっ……!!!」
「………ッ……ああ……愛してる……」
「…っん…わ…わた、しも……す、き……」
飛沫が放たれるのを感じながら……少しずつ意識が遠のいていく……
熱い肌が重なってきて、身体を抱き締められるのが嬉しくて仕方ない……だけどそれを言葉にすることはできず。
閉じた目を開けることもできない。身体に力が入らない。
そのまま、眠りについた。