Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第36章 溢れた水は杯に返るのか【沖矢昴】
唇に小さくキスをされて。ようやくソコに触れてもらえる……
指がそっとソコ撫でるように動くと水音が立ち。昴が満足そうに目を細めた……
「濡れやすいのは相変わらずか……」
「…分かんない……たぶん昴だから、だよ…」
「他の男とはしていないんだろ?」
「してない」
「自分では触ってたのか?」
「…してない……」
身体が寂しい時は、いつも昴を思い出して触ってた、っていうのが本当、だけど言えない……昴の顔付きからして……多分バレてるけど…まあいい。
たっぷり蜜を纏った指先が上下に動き、入り口の近くを丸く撫でてくる。つい指が入ってくることばかりを考えてしまって、お腹の奥が疼く……
「ん……っ、ぁあ…」
「はココが好きだったな…」
ゆっくりと侵入してくる指は、迷うことなく奥の方の一点を捉えてソコを押し上げてきた。なんでそんなことまで覚えてるのだ…紛れもなく、ソコは私の好きなトコロで。身体がのけ反りそうなくらい気持ちいい…
自分が昴の指を締め付けてるのがよく分かる……
「ぁああ…っ……そ、こ……っあぁ…」
「…ココだろう?……すごいな…」
「んっ…すご、い…すごい……ああぁ…っ」
「どんどん溢れてくるぞ……」
指は挿れられたまま、昴の身体が私の脚の間へ移り……彼はマジマジと秘部を見ながら顔を近付けてくる……ソコだって、過去に何度も見られてる筈なのに、今日は妙に恥ずかしい。
でも今からおそらくされること、それを期待してしまってる身体の疼きは酷くなる一方だ……
秘部に吐息が掛かって…昴がソコに唇を付けてくる。脚の付け根や秘部の際、アチコチ小さく啄んで、最後はついに秘芽に吸い付いてきた。舌先で触れられると、頭の中が白んでくる……
「あぁぁ…っ!あ、あぁ…っ……だ、め…っ!」
「…ダメじゃない……好きだっただろ?…コレも……」
「だっ…て、っあ!ああぁっ…あぁ…っ」
中も外も一緒に弄られるとあっという間に絶頂が近付いてくる…だからダメなのに!身体が震えて止まらない……
「やっ!あ、あぁ…も、う……あぁぁっ!あぁっ…や、ぁ…っ」
「いいんだ……イけばいい……」
「あっああぁっ!すば、る…っ、あぁ…ああっ、だ、め……っ!!!」