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Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】

第36章 溢れた水は杯に返るのか【沖矢昴】


頬にも、目尻にも、耳にもキスされて、昴の唇が首すじを通って胸元へ下りていく。口付けられる度に、身体は小さく震えて、甘い吐息が漏れるのが止まらない……


「変わらないな…肌の感触も…の感じ方も…」

「っん……ぁ……っ、あ……」

「すぐにココを立たせるのもそうだな…」


両方の乳房を掴まれ、ふにふにと揉まれて…膨らみにも何度もキスが落とされる。
触られてもいないのにすっかり胸の先は膨れていて。早く触れて欲しいと待ってるみたいだ……

その膨れた先をチュッと啄まれれば、忘れかけてた甘過ぎる刺激がソコから指の先にまで広がっていく。


「す、ばる……っあ、ぁ……」

「……その声で…ずっと名前を呼ばれたかった…」

「んぁ…あぁっ………すばる、って…?」

「そうだ…」

「わたしも、だよ…」

「またこれからは…いくらでも呼んでやれる………」

「っあ…っ…あぁぁ……」


身体に染み込んでくるような声に嬉しくて喜んだのも束の間、胸の先が口に含まれ、舌で転がされて……反対も指で優しく摘まれるともう堪らなくって…勝手に身体が捩れる。

これは久しぶりだからなのか、何をされても過剰に反応してしまってるような気がして…恥ずかしいけど気持ちよくってどんどん身体の中に熱が溜まっていく。


昴が乳房の先を口に含んで吸ったり舐めたり…とにかく弄ったまま、手のひらで私の腰や腿を撫でてきた。

撫でられるだけでゾクゾクするんだから私も相当だ…


だけど昴の手は肝心なトコロに触れてくることはなくて、ずっと肌の上を滑るだけ。どうにももどかしくて、昴の頭を強く抱き締める……脚は自然と開いていって、我ながらなんともはしたない格好。


「っ、あぁ…ぁ…ぁっ」

「自分でこんなに腰を揺らして……会わない間には随分いやらしい身体になったようだな…」

「なって、ない……だって……昴が…っ…ぁ……」

「僕が?」

「…さ、触って、くれない、から……」


クスッと笑う彼が憎い……昴ってこんなヤツだったか。

膝の辺りから内腿を指が滑っていき、大事なトコロに触れそうな所で止まる……絶対ワザとだ。


「っ、もう…すばる……なんで…」

「もっと…求めて欲しくてね、僕を…」

「…とっくに、求めてるから…早く……」

「……ああ」
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