Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第34章 蜜月旅行のその後は【赤井秀一】
最初はゆっくりとした動きだったのが…徐々にスピードは上がってきて…まるでいつもの抽挿みたく秀一さんの腰は動き出した。
脚を抱えて持ち上げられると、いろんなところが絶妙に擦れてすごく気持ちいい……
「あっああぁ…きもち……っぁあ!あぁ……しゅういち、さんも…きもちい…?」
「…ああ……かなりイイ……っ」
「んぁ…よか、った…っあ!ああぁ…」
たしかにいつもとは違うハズなんだけれども、秀一さんのソレが持つ熱さだったり、形も硬さも…いつもよりハッキリ感じられて……
目を閉じれば、まるで本当にしてるかのような気さえしてくる。それぐらい、ピッタリくっついてひとつになれてるのだ……
「あぁぁ…っんぁあっ!」
「……ッ、ああ…………」
「ぁ…あっ…も、っと…っあぁ…」
キュッと脚をキツく閉じれば、直後に秀一さんから漏れた息を詰まらせたような声に堪らなくゾクゾクして……もっともっとそんな声が聞きたくて、名前を呼んで欲しくて…自然とまた脚に力が入る。
「…締めすぎだ……っ、保たなくなるぞ…」
「あぁ…っ、しゅ、いちさ…んっ……いい、から…ぁ、ぁっ…いっぱい…きもちよく…なっ、て……あぁっ!」
「…っ、ああ……もう…マズい……」
秀一さんの硬い熱が一際強く秘部に擦り付けられる……くっついてるところ、全部が気持ちよくって、お腹の奥が酷く疼いてくる……
「あぁっ…あっあぁ…!かたいの…すご…い…きもち……っあ!ああぁっ!」
「出すぞ……っ」
「あっあ、あぁっ…ああぁっ……!」
もう何が何だか分からなくなってきて……
大きな波に飲み込まれた。
…あれ?わたしが秀一さんを気持ちよくしてあげるはずだったのに、結局いつもと同じになってしまった…?
けど、とにかく一番は、秀一さんが達してくれて、よかった……
なんだかスッキリしたし、想像以上に満たされた気分。
身体を丁寧に拭かれて、頭を優しく撫でられ。部屋着を頭から被せられ、袖に腕を通して、キスをして……
久しぶりに感じる心地よい身体のダルさ。すぐに眠気がやってくる。
ベッドに入って五分もしないうちに眠りにつけたのは、旅行から帰ってきて以来、初めてだった。