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Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】

第34章 蜜月旅行のその後は【赤井秀一】


それから少し経ち……


いよいよ月経予定日付近になった。乳房も張ってきて食欲も増して……って、それはわたしの生理前のいつもの事だからあまりアテにはならないけど、何をしてても落ち着かなくて仕方ない。

秀一さんも仕事から帰ってくる度にまずわたしの容態を確認してくる。

「体調はどうだ」に始まり「吐き気はないのか」「熱はないか」「何か普段と違う事はないのか」「検査薬は買ってあるんだろう、まだしないのか」等々……

わたしに対して(じゃなく子供に対してかもだけど)、こんなに熱心に構う秀一さんを見るのはおそらく初めてで、可笑しく思えるくらい。




そして予定の日を過ぎても生理がないまま、ついに一週間が経った日の夜。


検査キットを持って一人トイレに入る。
(秀一さんも一緒に入ろうとしてきたけど、それは恥ずかしすぎるので拒否した)


キットに尿をかけ、用を足し、手を洗う……


結果はまだあえて見ていない。

無言でトイレの扉を開ければ……外には腕を組み、難しい顔をした彼。




「秀一さん……」

「………」




判定結果は……









またいつか。










END
(次ページはあとがきです)
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