Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第34章 蜜月旅行のその後は【赤井秀一】
秀一さんの首元に手を絡めて、じっと見つめ合う。熱い視線が絡まって…キスがしたいだけなのに、そんなことすら今日はなぜか躊躇してしまう。
「どうした……キスだろ?…しないのか?」
「……したいよ…」
「なら早く…」
そっと顔を近付けて、唇を合わせる。少しだけ離して、もう一度。
また唇を離せば、背すじを秀一さんの手が這い上がり、頭の後ろを抱えられる。
「こんな程度では、まだまだ足りんぞ」
「…わかってます……」
悔しいけど秀一さんがいつもこういう時にしてくれるようなキスは、わたしには少々難易度が高い。
再び口付けて、舌を隙間から滑り込ませていく……温かい口内に迎え入れられ、出会った柔らかな舌を自分のそれでつつく。
ぎこちないのは自分でもよく分かってる。
でも……久しぶりの深いキスに身体が勝手に熱を持ち出して、頭の中がぼんやり蕩けてくれば話は別だ。(秀一さん曰く、わたしのスイッチが入った、ということらしい)
乳房を秀一さんに押し付けて、性感帯を愛撫するみたいに舌を吸い、ゆっくりと自分の舌を這わせる。
時折水音を立てながら、舌を絡ませて……腰をぴたりと秀一さんに押し当て、小さく身体を揺らす。
秘部の前の方にあたる彼のアソコが硬くなってきたのが嬉しくて、腰を擦り付けるのが止まらない…
自分のソコも、既に濡れていると思われる。下着の湿った感触が皮膚に伝わってきた…
「っん……ぁ…っ」
「…服を着たままするつもりか」
「ううん…脱ぐ……」
今夜も例によってわたしの部屋着はとっても着脱しやすいワンピース。もちろんブラも着けてない。
履いていた靴下を放り投げて、ワンピースをするりと頭から抜くや否や、秀一さんが胸の先をパクリと口に含む。
背中を大きな手のひらに撫で回されるとゾクゾクして。背すじが反って、どうしても秀一さんの口に乳房を押し付けるようになってしまう。
乳首を唇で食まれればもっとゾクゾクして堪らなくなってくるけど……今日はされるがままではいられない。
秀一さんの首すじと、肩を撫でて、更に手を下ろして…薄い部屋着の上から彼の乳首を探す。
見つけた小さなソコを、指先でスリスリと撫で回す。
すぐにソコは硬くなって、秀一さんは息を詰まらせる……そのものすごく色っぽい顔を上から見下ろす。