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Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】

第31章 POP HIS CHERRY【赤井秀一の場合】


唇をゆっくりと離しながら彼女の顔を見つめる……力の抜けたような表情は、幼いようにも大人の女のようにも見えるが、どちらにせよ可愛いと思う……


の身体を抱き上げ、ベッドに乗せ、俺も上着と靴を後ろに脱ぎ捨てながらベッドに乗り上げる。彼女も靴は自力で脱いだようだ。

彼女に覆い被さり、真上から見下ろす。

ここまで来たらもう後には引けない……(引くつもりもないが)


「もっと…に触れてもいいか……?」

「…あんなにすっごいキスしたのに…そこは聞くんだ…」

「そうだな…」

「…ダメだったら、部屋に呼んでません……」


首元に指先を掛けられ、軽く引き寄せられる。キスを強請られているのか?

唇に触れる一歩手前まで顔を近付け、静止する。

すると更に頭を引かれ、自然と唇は重なった。

舌を差し込めば、先程とは違っての方から舌が絡んでくるようになった。絡め取られる前に絡め取り、吸い上げる。


しかし不意に背中と腰を撫でられた途端、身体が硬直するかと思った。
腰から脳内へまるで電流が走ったような……

駄目だ。こんな事で動じていてはいけない。


なんとかキスを続けながら、彼女の服の中に片手を滑り込ませる。下着に包まれた柔らかな膨らみを握り、円を描くように揉む……

弾力のある柔らかさが手に馴染んで心地良い……男達が女の胸をあそこまで好む理由が、今まさに解った…こんな触り心地の場所は男にはまず無い。たしかに、ずっと触れていたくなる。




下半身が疼き、抑えようとしても、本能が急かしてくる。

だが欲のままに暴走してしまっては、を悦ばせることは出来ないだろう。

焦らず、慎重に……




胸の下着を難なく外す事に成功し安堵したのも束の間、初めて丸い乳房を目の当たりにして、思わず息を飲む…すごく綺麗だ。

その先の突起を指先で弄る。最初はそっと優しく…様子を見ながら徐々に強く……

は悩ましそうに顔を顰め、今までとは違う高い声を上げ出した。

上手く出来ているのならいいんだが、彼女の顔を見ているだけで、声を聞いているだけで、コッチの身体中の血が滾り暴れ出しそうになる……


自分は何事にも辛抱強い方だと思っていたんだが……違ったようだ。
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