Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第31章 POP HIS CHERRY【赤井秀一の場合】
しかしいつまでも二人して部屋の中に突っ立っている訳にもいかない。
あれこれ考えるのを止めると、次の瞬間には自然と身体が動き出していた……
窓際で外を見ているに近付き、後ろから両腕を回して抱き締める。甘い香りをたっぷりと吸い込めば……最早冷静でなどいられなくなってきた。
「は良い匂いがするな…」
「……秀一さんもです」
「そうか?」
「そうですよ…?」
の頭が僅かに上を向き、瞳がこちらを見上げてきた。顎をすくい上げ、唇にキスをする……柔らかくて…温かい。角度を変えて、もう一度唇を重ね、身体を強く抱き締める。
小さい、柔らかい、愛らしい……触れ合った所から様々な感情が流れ込んでくるよう……
「ん………っ、ちょっと、苦し…」
「…すまない」
強く抱き過ぎたか。腕の力を弱めれば、はそろりと身体の向きを変え、俺にぴったりと擦り寄り、抱き着いてきた。
戸惑ってしまう程の愛らしさに目を見開く……女とは、こんなに可愛いらしい生き物だったのか……
綺麗な髪に指を通し、背中を撫で…頭のてっぺんにキスを落とし…再びの顎を持ち上げ、柔らかい唇を親指の腹でなぞる。
頬を染め瞳を潤ませながらコチラを見上げてくる彼女と目が合えば…またその唇を塞がずにはいられず。
の口内へ舌を滑り込ませれば、当然だが彼女の舌に自分の舌先が触れた。その熱く柔らかな感触をもっと感じたくなり、舌をさらに深く差し込み、隅々まで探っていく……
「っ…んぁ……」
「は…口の中まで愛らしい…」
「ん……なに、それ…っ」
「……そのままの、意味だ…」
時折彼女から漏れる甘い吐息と、抱き着かれ抱き締める度に身体の前面に押し当てられる柔らかい二つの膨らみ……自分の下半身は明らかに反応し出している。
早く…の全てを暴きたい……