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Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】

第29章 寄せは俗手で【羽田秀吉】


互いに何も纏わない肌と肌を合わせて抱き締め合えば、今までに感じたことのない心地良さに一瞬ゾワリと鳥肌が立ちそうになった。

ほとんど離れることなく舌を絡ませ合って、吸われて、吸って…今日はもう数え切れない程キスしてる。気持ちいいけど…こんなに何度もしてたら、そろそろ唇が腫れてしまいそうだ。ゆっくりと離れていく秀吉の唇を見ながら、そんなことが頭を過ぎった。


「どうした?何か不安?」

「ぇ…っ、」


また私顔に出てたのか。ほんと秀吉って鋭い……


「こんなにキス…したら、唇腫れちゃう……」

「別に…いいんじゃない?」

「秀吉は、明日…テレビあるんでしょ?」

「…なんとかなるだろ。まだまだし足りないし……」

「っん…ぅ…」


再び唇が合わさって、舌がゆっくりと絡め取られて…またゆっくりと時間を掛けて優しく吸われて……ようやくまた離れると、なんとなくじっと見つめ合ってしまい…恥ずかしさに耐えきれず斜め下へ目線を逸らした。


「なんでだろうな、が今までより何倍も可愛いく見える…」

「…っ、恥ずかしいから…そういうこと、言わないで…」

「じゃあもっと言っちゃお……」

「やっ…ひゃっ……!」


耳を唇で食まれた。優しくキスするみたいに繰り返し唇を付けられて、くすぐったいのと気持ちいいのとで変な声が出る。
縁に舌を這わされればもう、身体に力が入らなくなる。


「かわいい……」

「んっ…も、ぅ……っあ…」

「今日はの可愛いトコロ、全部見るから…」

「っ、ぁ…あ……や…っ」

「や、じゃないの。気持ちいいこと、好きじゃないの?」

「……す、き…」

「だろ?…ココ、もう硬くなってる…」

「っあぁぁ…あっ…」


耳に口付けられて近くで喋られる度に身体が震えそうになってるのに、突然胸の先端をそっと擦られて過剰なくらい反応してしまった。

優しく撫でるように擦られるのが……めちゃくちゃ気持ちいい。

昔っから毎日のように見てきた、駒を指す秀吉の綺麗な指先。あの指に触れられてるんだと思えば、尚更ゾクゾクしてきた……
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