Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第25章 夏の誘惑*前編【降谷零】
いつの間にか降谷さん、じゃなくて……零の手が、さわさわと肌を撫でていて……二の腕を柔らかく揉んでくる。それが肩をなぞって、下着に包まれた膨らみの上へ重ねられた。
そこを優しく揉まれると、切ないような、苦しいような……声の混じった息が漏れてしまう。
「んっ……は、ぁ……っ」
「可愛い……のここ、柔らかいのに……ココだけ硬いんだ」
「ぁ……っ、や……あぁ……あっ」
布の上から乳首の周りをスリスリと撫でてくる。身体が敏感になってるのか、ほんの小さな刺激にも、酷く反応してしまう。
たぶん膨れきってるんだろうソコが、布を押し上げてるのが自分でも分かる。
キュッと摘まれれば、背中が反って、捩れる。
もっと……触って欲しくて……どんどん疼く身体の奥……
「っあ!……あ、ぁ……」
「可愛いけど……脱ごうか……見てもいい?」
「あっ……だ、め……」
「ダメ?今日は僕の好きにしていいって言ったクセに……」
「ぅ……」
咄嗟に“ダメ”って言ってしまったけど……そうなのだ……そう言われると何も言い返せない。
背中に回り込んできた手を拒まずにいたら、あっという間にホックが外され、締め付けが緩んで。下着が取り去られる。
「綺麗、だな……」
「そんなことない……」
「いや。すごくいい……」
やっぱり膨れていた胸の先。そこに零の口元が近付いて、ピタリと止まった。フッと吐息が掛かると……もどかしくてウズウズしてくる……
不意に上目遣いの彼と目が合ってしまい。どうしようもなくドキドキしてると……ようやくソコに口付けられた。
優しく啄むようなキスを何度も繰り返された後……先端をペロリと舐められただけであまりの気持ち良さに震えてしまった。
「っああぁ……ぁ……っ」
「そんなに気持ちよかった?って感じやすい?」
自分が感じやすいかなんて分からない。だけど気持ちよかったのは間違いない……
「ん……きもちよかった……」
「そうか……素直なのは嬉しいね……」
もう一度乳首に口付けられたと思えば、弱く吸われて先っぽを舌が弄ってくる。反対も指先に擦られて、勝手に上がる声を自分では止められない。身体が、熱い……
「あっ!……ん……あぁっ!あ、ぁ……」
「腰まで浮かせちゃって……」