Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第21章 緋色の煩悩【赤井秀一】
目覚めれば、窓の外は明るく、部屋の中も薄明るい。朝だ。
は俺に背を向けていて、まだ眠っているよう。
時計を見れば午前七時……今日はたしか……コイツは休み。特に大事な予定も、無い。
の背中に近付き、髪に唇を付ける。腕を回し身体を抱き締めれば、朝の生理現象か知らんが既に硬くなっていた自身の欲望が柔らかい尻に沈み込み、更に硬度を増した気がする。
軽く腰を押し出す……おそらく、もう止められん。昨日も、一昨日だって、していない。
「……」
本人に聞こえているのかも分からんが、耳のすぐ後ろで低く名前を呼んだ。いつもならこれではウットリと甘い息を漏らすのだが……反応は無い。まだ寝ているようだ。
耳の裏からうなじへと啄むようにキスをして……部屋着の上から乳房に手を重ねる。さすがにまだ乳首は柔らかい。
ちなみに夜寝る前のには、胸を覆う下着は着けさせていない。部屋着も俺の希望でスカートになっているものばかり。理由は単純明快、触りやすく脱がせやすいからだ。
しばらく胸の柔らかさを愉しんでいると、明らかに中心がハッキリと形を成してくる。
一瞬「んっ……」と小さな呻きが聞こえ。更なる反応を求めて、先端を布の上から優しく擦る。
「っん、ぁ……ん……ん?……しゅ、い、ちさん……?」
「起きたか」
「え……?ちょ、っと……やっ……」
「寝ていても乳首は立つんだな」
「ま、だ……朝……」
「朝だから何だ、俺はしたい……今日は休みだ……別にいいだろう?」
両腕をの前に回し、脚も絡めて動きを封じ。更に腰を押し付ける。
「や、だ……なんでもうおっきいの……」
「さあ……それだけを欲してるんじゃないか?」
首すじを甘く噛みながら、再び乳首の先を擦る。
「んっ……もう……あ、ぁ……っん……」
が甘い声を上げて、身体を捩り出す。ここまでくれば、もうほぼこちらのモノだ。