Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第21章 緋色の煩悩【赤井秀一】
「……待、ってよ……あっ!」
「どうしてだ?待つ必要性が分からん……」
「だ、って……あ、あぁ……」
コイツの身体が快楽を欲しているのは明確。なのにいつもは“待って”だの“やだ”だのと言う……まあこういう時は構わず突破しても問題ないことは分かっている。
の服の裾から手を入れ首元まで捲り上げれば、殆ど裸も同然。右手で胸の先を弄り、左手で素肌の感触を愉しむ。
布団の中に熱が篭もり出し、熱くなってくる。
内腿に手を伸ばせば、若干汗ばんだような触り心地。気を良くしてそのまま付け根の方へ手を滑らせ、薄い布の上から中心に触れる。ソコは既に濡れてしっとりとしていた。
「ココは……全く嫌では無さそうなんだがな」
「やっ……あっ……あぁ……」
「お前は寝ていても濡れるのか?」
「っん……知らな、い……っあ……あ、ぁ……」
耳の端に口を付けながら唇と声と指で攻め立てていけば、の腰が揺れ動く。俺に尻を擦り付けるように動くのは、わざとじゃないのか……?本当にコイツは素直じゃない。
「よく言う……これだけグズグズにしておいて」
下着の端から指を差し入れる。分かりきっていた事だが中は蕩けている。一体いつから濡らしてたらこんな状態になるんだか……
入り口の周りをなぞり、指の先に蜜を絡める。それだけで吸い付くように纏わりついてくる粘膜が愛おしい……こっちの口はいつも素直だ……
「……ね、あの……脱がして……汚れちゃう」
「ああ……もう遅いがな……」
羽交い締めにしていたを開放する。胸のあたりで溜まっていた服を脱がし、下着も下げて脚から抜く。ついでに自分も、寝転んだまま布団の中で全てを脱ぎ。
もう一度を抱こうとすると、その身体がくるりとこちらを向いた。
とは言え、ほとんどが布団で隠れており、見えるのは口元から上だけ。ムッと膨れて俺を睨んでくるが、その可愛さと言ったら……
「秀一さん!もう……せっかく気持ちよく寝てたのに」
「今からもっと気持ち良くなる」
「ぅ……」
膨らんだ頬をスッと撫でて、頭を引き寄せ唇を塞いだ。しばらく唇は合わせたまま……の力が抜けた所を見計らって舌を差し入れる。
優しく口内を刺激してやれば、結局はも蕩けていく。