Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第20章 飛び越えた先に【松田陣平】
「あ、あぁ……す、ごい……おっき……い……ぁ……っ」
「まだ先だけだぞ……つーか……すげーな……」
「んっ……あぁ、ぁ……」
なるほど、俺も数時間前のハギと同じ、気の抜けた声が出た……それくらい、イイのだ。
根本近くまで埋め、奥まで辿り着けば柔らかい壁に包まれ。なにか満たされるような、温けぇような……そんな気になった。
しかしそう思ってられたのは僅か数秒。
突然その壁に緩く締め付けられ、の腰が揺れた。
一気に昂った欲が呼び覚まされて、無意識に腰が動き出す。
「あっ、あぁっ!じん、ぺ、待って、ああぁっ!」
「あー……待てねぇし……ムリ」
「やっ!あ、あぁっ!あぁ……」
吸い付くように絡み付いてくる粘膜の感触が悦すぎて、腰が止まらねぇ。細い腰を掴み、欲に任せ、激しく抽挿を繰り返す。
最初こそ驚いたような声を上げてただったが、すぐに意識は快感の方へ傾いたようで。俺が動く度に、声で、身体で、しっかり応えてくるようになる。
あのが、俺の下で。
でもすげー気持ちいい。
「あぁっ、あぁ……きもち、あぁっ、きもちい……ああぁっ!」
「……っ、……そんなに、イイか……」
「んぁっ、い、い……ああぁっ!すごい、すごいの……」
俺だって凄くイイ……あっという間に迫ってきた吐精感をなんとか堪える……
ギリギリの所でセーブし、フラフラのの身体を抱き起こす。胡座をかいた上に座らせれば、しがみつかれて身体は自然と密着し、局部の結合はより深くなる。
緩くの最奥を抉る。
「あ、ぁ……陣平……奥、奥まで、いっぱい……」
「ココ……いいんだろ?自分で動いてあててみろよ」
「ぇ……そんな、の、したことない……」
「気持ちいいよーに動くだけだぞ……ホラ」
一度だけ奥を軽く突き上げる。は小さく喘ぎ、困ったように唇を尖らせて俺を見つめてくる。
可愛い……んだが、この状況が続くのはなんとも焦れったい。
頭を撫でて耳をくすぐってやれば、頭が近付いてきて、唇が重なる。
の腰に両手を回して、唇の隙間から舌を差し込む。舌を絡めつつ、腰をゆっくりとコッチへ引き寄せては、戻す。
何度か繰り返せば、だんだんとも動き出した。