Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第20章 飛び越えた先に【松田陣平】
繋がった所はいい加減グチャグチャだ。酷い音と甘ったるい声が狭い部屋に響く。
「んぁ……あ、あぁ……きもちい……あっ……あぁ」
「俺も。気持ちいい……」
「ああぁ……じんぺ……あぁっ……」
俺が手伝わなくても、は自ら腰を擦り付けてくるようになり。ぎこちなかった動きも次第に滑らかに、速くなってきた。
そりゃー俺が自分で腰振った方が快楽の度合いは上なんだろーが、なんせコレだと間近で快感に歪む顔を堪能できるし、可愛く喘ぐ声も熱い吐息も全部が近ぇ。
「……あー……」
「ああぁっ!ん……あ、あぁ……じんぺ、い……っ」
たまに奥目掛けて突き上げれば、は背中を反らし、ナカをギュウギュウ締めては、どこか物足りなさそうに腰を揺らす。
「あぁ……ね、それ、もっと……いっぱい、して……ぇ」
「ん?……ああ……コレか?」
して欲しがってる事は分かってはいるが……そう簡単にはしてやらない。また一度だけ、奥を押し上げる。
「っああぁ……ぁ……や、だ……もっと……」
「もっと?どうして欲しい……」
あー……がまた泣きそうだ。
俺はその逆、余裕も戻ってきたし、今はコイツをイジメるのが愉しくて仕方ねぇ。
は俺の肩に顔を埋め、しばらくモジモジとしていたが。
「……足りないの……もっと奥……陣平にしてほし、い……いっぱい、突いてほしい……っ、ね……おねがい……」
力いっぱい抱きついてきて、やたら甘えた声で強請ってきた。
「欲しがりだな……ったく」
「……欲しいもん……」
頭の後ろを掴んで、の顔を肩から剥がす。一体どんな顔してんのかと思ったら……目には溢れる寸前の涙が浮かんでて。それがついに溢れて真っ赤な頬に伝っていった。
流れた涙を指で拭って、半開きの唇に口付ける。
の身体を強く抱いて、思いっきり最奥を突き上げた。数秒おいて、もう一度。今度はもっと早く。もう止めねぇ。
「ああぁっ!……あっ、あ、あぁ、ああぁ……ん、あぁっ!」
「……満足か」
「あぁ……っん、あ、あぁ……きもち、きもちい……あぁっ!あぁ……すごい、おく……ぅ、すごい……」
「あー……すげーエロい顔……」
が涙を溢しながら悦ぶ。