第20章 飛び越えた先に【松田陣平】

「ああぁっ！んぁ……きもち、い……あぁっ、あぁ……」


は割と優しく舐める方が好みなようで。膨らんで顔を出してる所をチロチロ舐めてやれば、フルフル震えながら背中をのけ反らせる。

穴の回りを指で撫でれば、ソコはまた新しい蜜でトロトロだ。俺を誘うように収縮を繰り返しているソコへ、指を重ねて挿れていく。


「ぅあぁ……っ、ゆび……ああぁ……じん、ぺ……」


ナカまでとろとろ、おまけに締め付けがさっきとは段違いにスゲぇ。
今すぐにでもこの中に入りたいのは山々だが、もっとドロドロに蕩けさせてからの方が俺もより楽しめる、か。


硬くなってきた突起を唇で挟んで吸い上げ、コイツの悦さそうな所、ソコを指の腹で押し上げる。途端にナカは別のウネり方をし出す。


「ああぁっ！あぁ……ダメ、あ、あぁ……やっ、だめぇ……あぁ……やっ、んぁ……」


は頭を横に振りながらダメダメ言ってるが、顔も声もメチャクチャ悦さそう。この声はマジで下半身にクる。すげー好き。

こんな姿態を前に、止められるハズがねえ。

跳ねるように動きたがる腰を押さえ付けて、更に攻め立てる。

ボチボチ……イくんじゃねーか。


「あっあ、あぁ……も、あ、あぁ……じん、ぺ……あっあぁ、んあっ……ああぁっ！！！」

「……イったか……？」


焦点の合ってなさそうな目で、だらりと手脚を伸ばし、胸を上下させ荒い息を繰り返す。

ソコから指を抜けば、俺の手のひらまでベトベトだ。


「っん……は、ぁ……っ、うん……すご、かった……」

「お前もこーいう時は、こんなに可愛いのな……」

「っ……ぇ……もう……」


困ったような顔がまた無性に可愛く見え。気付いたら唇に、触れるだけのキスをしていた。


「でもな。次イくときは、ちゃんと俺に言えよ、イくって」

「っん？……う、ん……っ」


しかし下半身が疼いて相当辛い。早く……


「あーもうダメだ、挿れる……」


の脚を立てて開き、泥濘に自身の先をあてがう。グチュグチュと蜜を纏わせ、の入り口を拡げれば、脳まで痺れそうな快感が走る。


「ぁ……陣平の、熱い……」

「ああ……のも、な……っ」


狭い中に先端をなんとか押し入れる……それだけで分かる。かなり、いい感じ。