Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第20章 飛び越えた先に【松田陣平】
いつの間にか部屋が暑くて仕方ねぇ。着ていたものは全部脱いだ。
男の裸は見慣れてないのか……恥ずかしそうに目線を逸らすも裸にしちまえば、困ったように今度は顔まで背けやがった。
の顔を無理矢理正面へ向かせる。
「今更照れてんのか?こっち向け」
「っ、恥ずかし……」
「着たまんまじゃ気持ちよくなれねーのは……お前だって分かってるだろ?」
「……うん……でも陣平が悪い……」
「……は?」
「陣平が、カッコいいから、悪い……」
「なんだそりゃ……」
「だって」
「うっせぇな……」
何か言いたげに開いたままの口を唇で塞いで、モゴモゴ言う声まで飲み込む。口内へ舌を滑り込ませ、柔らかく舐めてやれば、ようやくは大人しくなった。
柔らかい胸に手を重ねて揉めば、触り心地も弾力も、メチャクチャ好い。中心の突起を軽く摘んで先端を指の腹で擦る。甘い声が上がり、ソコは更に硬く膨れていく……
逆の胸の膨らみも、唇で食んで柔らかい感触をたっぷり楽しんで……中央を口に含んだ。
「あぁっ……ん……っあ……」
「触る前からこんな硬くして……」
「あ……っ、ん、あぁっ……あぁ……」
吸って、舌で刺激を与える。次々上がってくる悦さそうな声に、触れてもいない俺自身が反応し、ソコはまた勝手に大きさを増す。
どうしても気が逸ってくるが……
ハギとシてた時もそうだし、とてもそうだとは思えないんだが、只でさえ感じにくい身体らしいこの相手に、事を急いてもいいもんなのか。
細い腰を撫でて太腿の間に手を滑り込ませる。ゆっくりと中心へと撫で上げ辿り着いたのソコは、予想に反してたっぷり蜜を蓄えていた。
「、お前……男にされても感じねーんじゃなかったのか?すげぇ濡れてるけど。ココ」
「……陣平の、してくれるの、気持ちいいもん……」
「へーえ……」
むしろこんなの、よく濡れてる方じゃねーか。
熱を持ち全体的に膨れ始めてるソコで指を縦に滑らせると、音が立ち、蜜がとろとろと絡み付いてくる。
中指を挿れてみれば、熱い壁にピッタリと包まれ。その感触すら気持ちいい。
下半身の疼きが限界に近くなってくる。の外腿に欲望を擦り付ければ、腰から背筋が痺れるように震えた。