Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第19章 飛び越えてしまった【萩原研二】
夢中でキスに没頭し続けることしばらく。ハギが私の身体を撫でていることに気付いた。服の上から私の形を確かめるように手のひら全体で触れてくる。
その手が乳房に掛かろうとしている。
「わ、私巨乳じゃない……」
「んなこと分かってる。あれ……でも思ってるよりあるかも?見てもいい?」
「……うん」
服を捲られて脱がされて。マジマジと下着に包まれた胸を見られ。
両手で優しく揉まれて、中央に寄せられて……膨らみに何度も唇を落とされる……
指先に中心を探り当てられ、スリスリとその周りを撫でられる。たぶん、下着の中で先端は膨れてきてる。布が擦れるのが……気持ちいい。
「……っん……ハギ……っ」
「ココ、硬くなってきた。かーわいい……」
背中に回り込もうとするハギの手が入るように、少し浮かせばあっという間にホックが外され胸が解放され、露になる。やっぱり先端は膨れてる。
「、俺嬉しい。すげーいい……」
「……そんな、見ないでよ」
「ダメ、見る。だって俺の理想ドンピシャなんだもん」
ギュッと乳房を握られて、その先にハギの舌が伸びてくる。パクり、と咥えられて舌先が先端をチロチロと弄ってくる。
おかしい。変な声が出そうなくらい……いい。今まで人に触られても何も感じなかった、もしくは痛いとしか思わなかった所なのに。
「っあ……う、そ……ぁ……」
「ん?気持ちいい?」
「んっ……う、ん……っ……」
「そーゆー時は、ちゃんと声に出して、キモチイイって教えて?勿論演技はダメよ?」
乳首を吸っては、舐められて、硬くした舌で先っぽを弄られる。甘い何かがじわーっと全身に広がって、力が入らない……こんなの、知らない。
「っあぁ……あ、んっ……あぁ……きもち、い……っ」
「そうそう……」
逆の乳房にも吸い付かれ、今まで舐められてた所は指で撫でられて。もう堪らなくなってきた。自称百戦錬磨は伊達じゃなかった、ハギって、超絶テクニシャンだったようだ。
「ぅあぁ……やば、い……あぁ……なんか、溶けそ……」
「いーじゃん、ドロドロになっちゃえ……」
「あぁ……は、ぎ……っん……あぁっ」
舐め続けられた胸は、ハギの唾液で濡れに濡れてる。
新しい唾液が脇に流れていくのすら、気持ちいいんだし。
自分で触るよりも、もっとずっといい……