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Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】

第16章 ふたりの蜜月*前編【赤井秀一】


「あっ……や、だぁ……」

「嫌じゃないだろう、いつもこうするとは嬉しそうに背中を反らす」


水着の端から長い指が差し込まれて、胸の先を擦られる。あっという間に硬く形を変えたソコを強めに摘まれれば、痺れるような疼きが全身へ広がっていく。


「こうすれば、腰を突き出すだろ……こんなのヨガっているようにしか見えん」

「あっ……知らない……勝手に、なるの……っ」


後ろで小さくクックッと、愉しそうに秀一さんが笑ってるのが聞こえる。たしかに、こういう事に限って言えば、秀一さんはわたしより、わたしの身体のことを知ってるのかもしれない。

そして再び耳元に口付けられて、吐息が混じる声で名前を呟かれれば……もう逆らえなくなる。それも彼は分かっててそうしてるんだろう。

自分の体温が一気に上昇していくのを感じて……思いがけず甘い溜め息が口から漏れた。次の瞬間、腰に押し付けられる彼の熱が更に大きさを増した気がする。


「まだ嫌か……?」


触れるか触れないか、ギリギリのタッチで指の腹が胸の先を掠める。嫌な訳がない。いつの間にか頭も身体も秀一さんが欲しくて堪らなくなってる……

無言でフルフルと頭を左右に振る。と、後ろから顎を掴まれて半ば無理矢理彼の方を向かされる。

目線を上げれば、満足そうな、でもどこか切なそうに目を細める彼と視線が絡む。

数秒後、唇が重なるなり舌が差し込まれ、熱く柔らかいソレが口内をゆっくりと這い回る……
スーっと力が抜けて、膝から崩れ落ちそうになると、身体を持ち上げられて壁に押さえ付けられた。
腰には更に強く彼の中心が押しあてられている。

肌の上を秀一さんの手がゆっくりと滑っていく。お腹に、脇腹、肩から背中へと動いていって……背中の水着の紐を引っ張られた。


「似合ってはいるが……邪魔だな、脱ぐか」

「ん……っ」
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